北野先生の本と神谷先生の本

書評: 『日本の生き筋』を読んで”自分の生き筋”まで

 

 子供たちに伝えたい「本当の日本」

 

「ロシア政治経済ジャーナル」の北野先生の『子供たちに伝えたい「本当の日本」』の書評

 

★日本の国家ビジョン

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

皆さん、神谷宗幣先生をご存知でしょうか?

250人の政治家さんがメンバーの「龍馬プロジェクト」
創設者、会長。↓
https://www.ryouma-project.com/ 

著名な政治家、各界の専門家が数多く登場するインター
ネットチャンネル「CGS」の創設者。

https://www.gstrategy.jp/ 

イシキカイカク大学、創設者。

https://イシキカイカク大学.com/ 


神谷先生は、1977年の41歳。

若いのに、次々と日本国の役に立つ事業を立ち上げておら
れます。

ものすごい行動力ですね。


数年前、KAZUYAさんと一緒にモスクワに来られました。

その時、一緒に動画を撮らせていただきました。

https://www.youtube.com/watch?v=0y-f1KmszGI&list=PLbEblF5PPOjRCpXE9Nxx-U6EjsxF8g2ID&index=5 

生で見る神谷先生は、笑顔がすごい方でした。


そんな神谷先生、新しい本を出版されました。


●子供たちに伝えたい「本当の日本」

https://amzn.to/2I4wVPW    


いろいろ面白い情報満載ですが、少しご紹介させてい
ただきます。

 

▼消えた国家ビジョン

 

日本はなぜ、「暗黒の30年」になったのでしょうか?

神谷先生は、ビジョンがなくなったからと考えておられま
す。

そういえば、そうですね。

明治時代は、欧米列強の植民地にならないよう、一所懸命
「富国強兵」に励んできました。

その結果、世界が驚愕する結果を手に入れることに成功し
た。

日清、日露、第1次大戦に連勝して、気がついてみれば、
「世界5大国」の一国になっていた。

まさに「奇跡的」です。


敗戦後、日本国民は、また一丸となります。

敗戦で、「強兵」はできなくなった。

それなら、「富国でがんばろう!」と。

結果、日本は、アッという間に世界第2の経済大国になっ
た。


しかし、その後は、「ビジョン」「目標」を失い、漂流す
ることになったのです。

 

▼日本に必要な国家ビジョンとは?

 

このように、日本は「ビジョン」があるときは繁栄し、な
いときは繁栄しない。

だから、「ビジョン」が必要ですね。

どんな?

神谷先生は新刊の中で、三つのビジョンをあげておられま
す。

すなわち、


独立自尊

「道義国家」

「共生文明」


これらは、なんでしょうか?

神谷先生の言葉を引用してみましょう。


まず、「独立自尊」。


<「自分たちのことは自分たちで決め、

自分たちの自由は自分たちで勝ち取っていく」

という姿勢のことだ。>(108p)

 

次に「道義国家」。


<かつての日本は世界にも誇れるような、ものすごく「モ
ラルが高い国」だった>


<日本には天皇を中心とした国家体制があって、

国民は天皇の「大御宝」だったからこそ、

国民は大切にされ教育を受けて、

倫理感や道徳ということを自然と身に付けることができた。

こうした状態を「道義国家」と呼ぶことにしよう。>

(109p)


最後に、「共生文明」。


<日本にはいろいろな人たちがやってきても、

排除したり武力によって撃退するのではなく、

もともと住んでいた土着の人々は

外来の人々を受け入れながら、

調和する方法を選び、

共に暮らしてきた歴史がある、

ということなんだ。

こうした社会を「共生文明」と言うことができるだろう。>

(109~110p)


この後、この三つのビジョンについて、さらに詳しい解説
があります。

しかし、長くなるので、ここでは触れません。


皆さん、いかがでしょうか?

個人の人生でもそうですね。

ビジョン、目標がある人とない人では、年収レベルで10
倍の差がつくそうです。

そりゃあそうでしょう。

旅行に行くのだって、どこに行くのか決めなければ、チケ
ットもホテルも予約できません。

行き先を決めてはじめて、

「いつ行くか?」「どうやって行くか?」「どこに泊まる
か?」「ついたら何を見るか?」

といった話になります。


人生という旅も同じこと。

どこに行くか決めた人は、どんどん先に進んでしまう。

決めてない人は、同じ場所でぐるぐる回りながら暮らすこ
とになります。


国もそうですね。

明治維新の時、敗戦後、日本にはビジョンがあった。

それで、奇跡的成長を果たした。


バブル崩壊後、日本にはビジョンがありません。

だから、平成元年と平成最後の31年であんまりGDPがか
わらないなんてものすごい事態が起こる。


神谷先生のビジョンが、国家として共有されるようになる
ことを心から願います。

この本には、他にもまだまだ気づきがありますので、是非
ご一読ください。

そして、神谷先生とその活動が大繁栄することを心から願
っています。